で、

１６００円を握り締めながら待つこと２時間。
私の前には２人
１５歳くらいの（たぶん）地元の少年・・・青年？
その前（＝先頭）は品の良さそうなオジサマ。スポーツ新聞を敷いて座り込み。
慣れてる雰囲気があるので、きっと常連。
右隣の列は
先頭が座布団を敷いて座るジャージ姿のお兄さん。
文庫本を読みながら待つスーツ姿のサラリーマン。
そして３人目が問題（？）の大阪のおっちゃん！
書くと長くなるので省略（笑）

で、
９時過ぎると「チケットはお１人５枚までです」の案内あり。
するとスーツ姿のサラリーマンが私に
「何枚買われます？」
「あ、１枚ですけど」
「申し訳ありませんが８枚買わなくてはいけなくて、３枚買っていただけませんか？」
「あ～・・・はい」
「取引先の大事なお客さんでして・・・５０００円お渡ししておきますので・・・」
「いいですよ。じゃ、２００円お釣りですね」
「お釣りはいいんです。スミマセン、お願いします」
大変だね、世のサラリーマン。
７時過ぎから２時間並んでチケット買っても、自分は観戦しないらしい。
２時間立ちっぱなしを共に過ごした仲間だし、私は４枚買うことにしよう！
６４００円を握り締める。
で、
９時２０分頃になると係員による整列がはじまって
みんなソワソワ
９時２５分頃には「チケットを購入された後、危険ですので走らないでください」
等々のアナウンス。
みんなドキドキ
９時３０分
窓口のカーテンがシャッ！と威勢良くＯＰＥＮ！！
おばちゃんがゾロリ
「４枚お願いします！」
「はい、６４００円」
「ありがとう」
さぁ、入場口へ！
っとその前に、頑張るサラリーマンに３枚を渡す

「危険です、走らないでくださぁ～い！！」
心の中で「は～い」と返事をしながら小走り
そして入場！
目の前に広がるグラウンド
うわぁぁぁ～！！！甲子園！！！感動！！！
している暇はない
まずは席を確保しなくちゃ。
前から１２列目くらい
出入りがしやすいように通路ぎわ
とりあえず座ってホッとしてグラウンドを見つめて感激の涙目☆

そして、ふっと後ろを振り返ると
さっきまで右隣の列に並んでいたおっちゃんと目が合う。
共に戦った友のような気分で
「あ、どうも」
「隣り・・・」
「あ、どうぞ。私１人なんで」
「あ、すんません。じゃ、せっかくなんで一緒に観させていただきますわ」
ってな具合で私とおっちゃん・・・Ｆさんは
まるで一緒に来たかのように仲良く準決勝２試合を観戦。
「どこから？」
「夜行バスで新潟から」
「え”！！！新潟？？１人で？？しかも夜行バス？？」
Ｆさんは並んでいた時から
この女子は１人なのか？友だちと一緒なのか？家族と一緒？などと
私を不思議に思っていたそうです（笑）

そんな話をしていたら前の座席のおじいちゃまが振り返って
「僕は茨城から来たんだよ」
「え～！！私、栃木出身なんですよぉぉ」
そのおじいちゃまは「通し券」で開会式から連日観戦中。
毎年、同じ宿に泊り込んで高校野球を楽しんでいるらしい。
上には上がいるもんです。

１人甲子園も実はそんなに淋しくないんですよ。
素敵な出会いがたくさんあるので♪

　甲子園カレー５００円

腹が減っては戦はできぬ！
Ｆさんはホットドック
しかし３３歳女子は・・・カレーを喰う！

いよいよ１１時

聖望学園ＶＳ千葉経大付属

５回終了時のグラウンド整備時にＦさんに撮影してもらう。
１人甲子園の１番の問題は
「自分込みの写真がなかなか撮れない」なんですが
今回はＦさんが「僕が撮るよ」とカメラマンに！
感謝！！！

ピッチャー振りかぶって投げた！
東洋大姫路ＶＳ沖縄尚学
地元・東洋大姫路の応援団が圧倒的に多いかな？と思いきや
沖縄尚学のアルプススタンドのほうがイッパイで
３塁側内野席も大盛り上がりでした。

準決勝２試合はともに激戦の好ゲームで
大満足♪でした。

でも・・・春の甲子園球場は寒い・・・
念のため持参したミニポケットカイロが役立ちました。

「Ｆさんとのその後」と「大阪喰い倒れの夜」については
その４で！
いや～長い長い・・・